もんじゅの故障

 福井新聞によれば、14年ぶりの運転再開に向け準備を進めている高速増殖炉もんじゅ」で、ナトリウム漏えい検出器1台が故障した。26日午後11時59分ごろ、原子炉補助建物内の2次冷却系ナトリウム漏えい検出器1台から故障を示す警報が発生。

 確認したところ、検出器の送風機のモーターが過熱により停止していた。ナトリウム漏れはなかった。27日午前0時7分、漏えいの監視機能が停止したとして、保安規定の運転上の制限逸脱を宣言した。部品を交換して同5時24分に復帰した。故障した検出器の送風機は、昨年5月に交換していた。原子力機構が詳しい原因を調べている。

 これが報道の内容だが、原発は数万点、数え方によっては数十万点の部品から出来ている。これらの部品のすべてが正常な状態であることは奇跡に近い。

 例えて言うなら高速道路を走っている何万という車のランプがどれも球切れしていないようなもの。故障が直ちに発見され、速やかに交換された。要は確率的に発生した事が正しく処理されたのである。