敢えて異を唱える

 欧米文明特にアメリカの開拓精神はこのところ地球環境や資源枯渇に直面して評判が悪い。このままでは欧米文明は衰退し、次は東洋文明が復権するとの説も日増しに多くなっている。

 また、地球は閉じられた系であり、この中で解決を図っていかねばならないとされている。これらの説に敢えて異を唱えたい。人類の歴史は古代からエネルギー消費を伸ばし、人類はこれによって生活レベルの向上、人口の増加を成し遂げてきた。

 薪から石炭、それから石油と人類は使えるエネルギー量の限界を押し広げてきたのだ。そしてこれからも科学技術しによってバイオエネルギー、原子力自然エネルギーと開発を進めることで、石油などに代わる多くのエネルギー資源を獲得する。

 一方、既に排出した二酸化炭素を回収、自然環境の修復、鉱物資源のリサイクル、食糧増産をこの豊富なエネルギーを使用して成し遂げる道が残されている。