我が国のビジョン

 新しく出来るものも含め、どの政党も我が国のビジョンというものを明らかにしないまま、選挙民の歓心を得るための政策提示に忙しい。ならば学生を含めて国民が我が国のビジョンを考え、話し合ってみるしかない。

 平和国家を掲げる日本は、外国との貿易摩擦、すなわち相手国への商品やサービスの売り込み、資源や食糧の輸入などで国際問題が起きないようにするのが一番大切なこと。

 国際問題アナリストの藤井厳喜氏の提言するエネルギー資源の自給を目指すことは生存の基本で大賛成だ。世界の紛争はエネルギー資源の争奪によるものが多く、資源小国の日本はいつ巻き込まれるかわからない。
 戦後まもなく石炭生産への傾斜投資が行われたが、今日傾斜投資すべきは、高速増殖炉開発、日本近海の天然ガスメタンハイドレード開発、マグネシウムによる水素製造などの研究開発だ。