グローバリゼーションと環境

 グローバリゼーションは弱いところにしわ寄せをしていく。それも世界規模で地球の果てまで弱いところを追いかけていくのだ。金利が高い国に資金が移動するように、劣悪な労働条件でも働く人がいれば、そこに仕事が集中し他の国や地域から仕事を奪っていく。

 環境保護規制が弱い地域があれば、廃棄物処理処分地として狙われる。資源や食糧に関しても、経済力を持つ者が買占め、経済的弱者にはいきわたらなくなる可能性が今以上に高まる。

 グローバリゼーションはプラスの面も多いが、人類が目指してきた自由、平等、平和、人権、地球環境を脅かしかねないマイナス面も持っている。