闇を照らす灯り

 夜間に海上から陸を見るとところどころに闇を照らす大きな光の塊がある。コンビナート、発電所港湾施設、空港などの敷地内照明灯によるものだ。道路を夜間走れば、コンビニ、ガソリンスタンド、スーパー、駅なども煌々と灯りがついている。政府は温暖化対策としてこれらの灯りをすべてLEDに変えるための行政指導や税制優遇をするべき。

 LEDは従来のランプの七分の一の電力しか消費せず、寿命も10年間と長いからだ。これを全国の施設でやれば原発の増設を抑えられる可能性もあり、電力会社も投資額がセーブできるはず。掛け声ほどにも出力が出ない自然エネルギーに大金を投ずるよりこの方がずっと実質的だ。