運転員の緊張

 四国では大晦日から元旦にかけて元朝参りが始まる頃、電力需要が一年でも一番少なくなり、火力も水力も止めて三基ある伊方原発だけで四国全体の需要を支えている。

 以前聞いた話では、伊方原発がもし止まれば四国が大停電になるため、運転員の緊張感は大変なものだという。現在プルサーマル燃料を挿入して運転中の九州電力玄海原発の運転員も大変だ。

 我々がこたつで年末年始のテレビを見ている間も、寒い屋外パトローや中央制御室で緊張して計器の監視をしている運転員がいる。長い送電線や変電所を守っている係員やその下請作業員もいる。こうした人々の苦労を忘れないようにしたいものだ。