インドとイギリス

 広大な国土と巨大な人口を持つインドはいますさまじい経済発展を遂げ、電力不足が日常化している。国を挙げて発電所や送電線の建設に当っているが、困っている問題のひとつに貧しい人々が送電線から勝手に電気を盗んで使ってしまうこと。

 このインドを長年にわたって植民地としていたイギリスでは第二次世界大戦中に配給の列を乱した人が誰もいなかったと聞くと、国の経済を効率的にまわしていくためには、社会の規律がまず前提となることを感じる。