原子力に関する世論

 内閣府の定期的に実施している原子力に関する世論調査の結果が発表となった。これによると原子力発電は、発電の過程で二酸化炭素が排出されず地球温暖化防止に貢献すると回答した人が4年前は35.6%であったが、今回は50.0%になった。

 やっと半分の人たちが知ったということだが、これは半分の人たちが知ったということを評価したほうがよい。たぶんアメリカなどではそこまでは国民の知識はないはずだ。原子力発電に伴い「高レベル放射性廃棄物」と呼ばれる廃棄物が発生することに関しても実に53.7%の人が知っていると回答している。

 あらためて日本人の知識レベルの高さを感じさせる結果である。