自然エネルギーは大化けするか

 自然エネルギーは安全性、無限性、環境破壊が少ないなど理想的であるが、不安定であること、エネルギーが薄く広範囲に分布しているので集めるのにコストが掛かることなど欠点も多い。

 その欠点を克服するには相当の時間が掛かり、温暖化対策としては間に合わないのではないかと考えていた。しかし、最近風力レンズの話を聞いて、科学技術者の努力で近い将来この問題が解決する可能性も出てきた。

 レンズというのは風力発電のプロペラの前に囲いをつけて風を集めてプロペラに当てる方式。理論的には数倍、実験でも2倍程度の高率アップがあったというから驚く。太陽光発電にしても光のパワーとともに熱も利用する、あるいはレンズを使って集光するといった技術が検討されている。自然エネルギーが大化けすることを期待したい。