百万人の味方

 高レベル放射性廃棄物の処分場が見つからず、国も電力会社も大苦戦している。これでは青森県六ヶ所村で預かってもらっている使用済核燃料の行き場がなくなり、大量の核燃料が原発内や近くに造った中間貯蔵所にたまっていってしまう。

 高レベル放射性廃棄物に理解があり、反対派が乗り込んで反対運動をしてもびくともしない住民が全国の原発立地地域にはたくさんいることを国も電力会社も忘れてはいないか。彼らは原子力の重要性を認識しているし、原発内で働いている人も多いので放射線のなんたるかを良く知っている。

 なによりも原発などが地域にすごい金を落としてくれるありがたさを知っているのだ。原発地域のタクシー運転手が「どうせならここに持ってくればいいのだ」と言っていたのは本音だろう。