フレーミングでやってみたら

メガネのフレームというように、フレームとは枠組みのこと。同じ土俵に上がれるように、共通の目標を設定して議論することをフレーミングと呼ぶ。こうすると利害が対立する人々も話し合いが出来るようになる。

例えば、漁師と観光会社は普通、敵対関係ではあるが、ともに海をどのように活かしていくかという目標にすれば話し合いが可能になる。こうやってダムや基地や原発について賛成派、反対派が共感できる目標を設定して議論すれば、少なくとも今よりはましな議論が出来、その結果展望が開けてくる。

両者は相手を非難するのではなく、その地域の望ましい発展の姿はどうあるか、どうすればその地域の住民が幸せになるかについて互いに意見を出し合うことからスタートすべきだ。