二酸化炭素との闘い

 自然エネルギー開発に力が入ってきた。ドイツなどに先を超された日本は補助金などを復活。トップ奪還を目指して官民一体で飛躍的な目標を打ち立てた。2000年と2007年を比較すると太陽光発電で6倍、風力は10倍も増えているから着実に伸びてはきている。

 最近は一箇所で1万キロワットの発電をするメガソーラー発電所を電力会社が建設する計画がある。2万キロワットのメガソーラーを作れば年間約9000トンの二酸化炭素削減効果がある。

 実は従来型の火力発電所を熱効率の良い新型の火力発電所に建て替えるだけで、桁違いの年間70万トンの二酸化炭素削減効果がある。火力発電所原発建設が10年掛かるのに対して5年程度で建設出来る。

 自然エネルギーばかり脚光を浴びているが、いまだに電力の半分を支えている火力発電所の改良に対しても、もう少し目を向ける必要がある。