コストダウンの期待
1967年にセイコーの電子腕時計が発売された。当時、学卒の初任給が二万円だったが、腕時計はなんと一個44万円であった。40年後の現在、電子腕時計は1千円で買える。実に四百分の一になっている。こうした工業製品は年とともに驚くほど価格が低下する。
一方、原発や製鉄所などがこうした劇的コストダウンをすることはあり得ない。ソーラーパネルの価格は将来大幅に下がると言われているが、電子腕時計の例を見るとまったく可能性がなくはない。また、性能にしても革新的技術で向上することが期待出来る。
大量生産品は世の中に16パーセントまで普及するとそこからは爆発的に普及が進むと言われている。民主党政権はソーラーパネルにせよ風力発電にせよ普及率が16パーセントになるまでは、補助金をつけてしゃにむに普及を図る戦略をとるべきだ。