電気料金の値上げ

 鳩山首相の国連演説で温暖化ガス排出25パーセントを公約した日本。今後あらゆる排出源に対する規制が予想される。鉄鋼業などは海外逃避もあるが、電力だけは国内から出ていくわけにいかない。

 火力発電は現在全体の60パーセントを占めているが、まず石炭火力発電所から運転制限が出る可能性がある。水力発電や石油火力発電、太陽光発電風力発電は比較的コストが高く、石炭火力発電、天然ガス火力発電、原子力発電は比較的コストが低い。

 石炭や原子力はキロワット5円、一番高い太陽電池は50円。安い石炭火力を止めれば当然電気料金は値上げせざるを得ない。鳩山発言は国民に負担を強いるものであり、日本が国連で見えを張ればそれだけ金が掛かる。