中国と日本

 エネルギー、環境、経済、軍事これらのすべてに中国が大きな影響力を持ち始めた。日本はその巨大な中国のすぐ隣に位置している。中国という名は世界の中心の国という意味で、自分たちは世界の中心だという意識が伝統的に強い。

 大和朝廷から江戸時代まで日本は中国の周辺に位置する国としてずっと中国の影響下にあった。ここ百年間は日本の経済や文化はアメリカなどに依存していたが、今や日本経済は中国との関係が深いものに成った。これからはいろいろな意味でまた中国の影響を受けていかねばならない。

 そこで大事なことは、いかに日本が中国に影響を与えるかということだ。中国から輸入したものを我々の先祖が巧みに日本化したものを、中国に向けて発信していかねばならない。