NHKの転換
あれほど原発嫌いだったNHKが最近何故か方向転換を図っている。昨日も特集で環境問題をやっていたが、とうとう温暖化ガスの25パーセント削減には自然エネルギー開発だけではだめで、原子力も必要だと言い出した。
オバマ政権も原発を頼りにしていること、アメリカでは今現在104基が稼動していて、さらに数十基が建設計画中であること、アメリカの場合電力会社が3000もあり規模が小さいので資金的には政府のバックアップが絶対に必要なことなど、まことにまっとうな内容であった。
いつもと違って東工大の先生にもかなり自由な発言をさせていた。つい先ごろ、原発の廃炉問題を取り上げた際には、いかにも暗く恐ろしい解決のないといった調子で報道していたのがウソのよう。
いまさらと思うが、だからといって今まで何十年にもわたって原発イコール必要悪、早くやめたほうがよいというスタンスで国民を洗脳してきてしまった罪はつぐなえない。