江戸時代のエネルギー

 江戸時代は省エネルギー社会の見本のようにもてはやされているが、実はほとんどすべてを人手と牛馬で賄った時代だ。

 経済を支えた農業もトラクター、農薬、化学肥料を使わずすべて手作業で行っていた。

 運輸も馬と人が行い、自動車のかわりは駕籠でこれも人が担いだ。工業も機械は最小限で動力のかわりに人が働いた。

 今日、これをやろうとすれば、人の代わりにロボットを登場させ、そのロボットは太陽電池など再生可能な自然エネルギーで動かすようになる。

 将来、太陽電池の効率が向上すればそんなことも可能になるかもしれないが、人間はもっぱらスポーツで筋肉を使わないと、マンガの火星人のような身体になりかねない。