生存圏を守る

 ヒマラヤに登れば大気が薄くて酸素マスクがなくては生きていけない。わずか8千メートルの厚みの大気圏内に多くの生物が生息している。

 生命は極めて微妙なバランスの中で生きているため、大気の濃さや気温が少しでも変化することでバランスを失うと地球上は生物の生存が難しい火星や金星のような世界になってしまう。

 地下資源を掘り起こし、エネルギーを使い続ければ環境に影響を与え、生物の生存圏を壊し、ついには人類も生存圏を失う。世界人口増加を抑制することと、一人当たりの消費エネルギーを低くすることは急務。

 一人当たりの消費エネルギーによる国別ランキングをつけ、それによる二酸化炭素排出削減目標を決めるのが最も合理的だ。戦略が絡む先進各国の主張に合理性はない。