政界の大掃除に期待

 民主党が勝って官僚主導から政治主導へ霞ヶ関の大掃除が期待されている。皮肉なことに民主党社民党国民新党そしてそれらの支援団体などについても大掃除が行わる。

 政権がマニュフェストの実施、外交など現実に直面することで、野党の立場で現実離れの理想論を唱えていればよかった時代は過ぎ、それぞれ修正を迫られる。

 環境やエネルギー政策一つ取ってみても、出来そうもない目標を達成するために相当の無理が生ずるはずであるし、原発を否定した社民党はいよいよ代替エネルギーを示す必要が出てくる。

 そこで建前を取れば政権離脱をするしかなくなる。これが大掃除だ。逆に自民党公明党はいままでは政権与党ゆえの現実のしがらみで歯切れが悪かったが、これからは無責任な発言をする可能性がある。