厳しい現実

 地球温暖化問題はマスメディアをにぎわしているが、実際には大変厳しい問題だ。数十億という地球上の人間が日々の生活を送っていること自体が、二酸化炭素排出と直接的につながっているからだ。太平洋戦争中あるいは終戦のときの資料を読むと、やけに空がきれいだったという記述が多い。

 それはそうだろう。使えるエネルギーがほとんどなかったのだから空が汚れる原因がなかったのだから。しかし、今はそうではなく、節約といっても微々たるものだ。残念ながら戦乱や今以上の壊滅的不況などよほどのことが起きなくては空がきれいになることはあるまい。