知事対談と原子力

 新聞報道によれば、福井県の西川一誠知事と大阪府橋下徹知事は2月22日、福井県敦賀市で対談した。福井経済同友会の例会のイベントとして両知事の特別対談が実現という。「これからの地域連携」と題し、福井県と関西の連携の在り方を探った。同友会会員や福井県嶺南地方の首長ら約350人が対談を聴いた。この中で、エネルギー問題に触れた橋下知事が「敦賀には原子力という日本最強の知の集積がある。(関西のベイエリアを含め)新エネルギー供給拠点として、世界を引っ張っていける」と橋下知事大阪府が提唱するエネルギー施策に福井県の参加を要望。

 「大阪や近隣府県にはパナソニック三洋電機という世界的な太陽電池メーカーや京セラなどの企業がある。福井県には原発があり、これを束ねて新エネルギーの供給拠点とすれば、世界をリードする地域に発展する」と熱く語った。東国原知事といい、橋下知事といい原子力をまともに評価してくれる知事が増えていることは力づけられる。