見える化で省エネを

 屋根に太陽電池をつけた家庭では、家族全員が電池の発電量や電力会社への売電量の表示を気にするようになり省エネにも熱心になる。最近、ドイツでは電力会社が電力消費の状況を示す新型のメーターを各家庭に無料で取り付けはじめた。前年との比較や電力を多く消費している家電製品がどれなのかもわかるようになっている。

 これを1万円くらいで取り付ける別の電力会社もあるようだが、ドイツ人は几帳面な性格だから、このメーターを見てせっせと節約に励むに違いない。体重グラフを壁にはるのがダイエットに有効なように、エネルギー消費を「見える化」して減らそうというのはとても良いアイデア。日本の電力会社も家庭用の新型メーターを積極的に導入して欲しい。電気をどんどん使わせてその分、発電所を増設する時代ではなくなった。