EV普及の影響 1

 EV(電気自動車)が普及することの影響は様々考えられる。まず増加するものとしては、夜間の電力需要。これにより夜間の火力発電所の稼動が増え、発電用の石炭、天然ガスの消費が増加する。街には充電スタンドが増える。モーター製造、バッテリー不足対応路上サービス、EV対応修理工が増加する。バッテリーの取替え需要と使用済みバッテリーの廃棄量が増加する。

 一方減少するものとして、石油輸入量、精製や輸送、ガソリンスタンド数がある。ガソリン車の生産・販売が減少することで、エンジンまわり、ギヤなど動力伝達装置まわりの製造、排気ガス対策関連の装置の需要が減少する。関連して減少するものは、二酸化炭素の排出量、車の排気ガスによる疾病、街の騒音がある。

 ガソリン車の中古が大量に出回り、ガソリン中古車価格が下がる。ガソリン車は新車も開発がされず、ディーゼル車にも押されて市場から消えていく。