グリーン電力基金

 世の中、明けても暮れてもエコばやり。テレビ、新聞をはじめとし地球温暖化の問題を取上げない日はない。どのマスメディアも自然エネルギーを増やさなければいけないと口を揃えている。ところがそれを民間から支援しようという「グリーン電力基金」が低調だ。二酸化炭素の排出抑制など環境保全への貢献をご希望の方々からの寄付金と、電力会社からの寄付金を、基金団体が受け入れ、太陽光発電風力発電等の自然エネルギー発電設備へ助成金として配分している。

 一口500円。申し込むと寄付金は毎月の電気料金とあわせて電力会社から請求される。平成12年にスタートしたが、平成16年の5万口をピークに減少、現在は四万口。参加率は電力契約者の0.1パーセントに留まっている。寄付の規模は日本野鳥の会と同レベル。あしなが育英会とは1ケタ少ない。日本人はこうした寄付は苦手なようだ。