原子力発電所のデザイン

 日本の橋、空港などインフラはどれも欧米に比べてデザインがなってないといわれている。でも原子力発電所の建屋のデザインは日本が頑張っている。どちらかといえば、アメリカあたりは無機質なものが多く、フランスもそれほどカラーは使わない。お洒落と言えるのは北欧。日本も、もともとはコンクリートの打ちっぱなしだったが、だんだんに色をつけたり、模様を描いたりしはじめた。

 最近では建設当初から専門家によってコーディネートされたカラーが施されている。これも原子力の理解活動で少しでも受け入れられやすく、親しみのある発電所にしようという努力の現われと思われる。また、発電所構内をちょっとした庭園のように芝生と植栽で整えているのは日本独特と言っても良い。同じアジアの中国、韓国などの発電所でも構内は殺風景なものだ。