福田康夫首相の功績

短命であった福田内閣は最後は政権を投げ出したとマスメディアや野党から批判されたが、原子力関係者にとっては印象に残る首相であった。というのは歴代の首相としてはじめて原産協会の年次大会に出席し、「原子力は温暖化対策の切り札」と発言したことをjaifTvで知ったからだ。

政治家、コメンテーター、タレント、芸能人までが、国民の反感を買うのが怖くて、原子力と言わない中で、原産大会とはいえ、よくぞ公式の場で発言してくれた。これについてマスメディアは例によってほとんどが報道しなかった。

先日、我が町で元消防団長の受勲祝いのパーティーがあり、時節柄、国会議員が3人も来て祝辞を述べたが、そのうちの一人が「これからは原子力が主役」と述べた。原子力の立地地域では政治家も次第に原子力を公の場で口に出すことにためらいがなくなりつつある。