専業と兼業

 現在、自分の家で食べるためだけに米を作ってる兼業農家は相当の数になる。家で消費しきれない米を農協に出している農家も含めればその数はさらに多くなる。その担い手は平均年齢65才。あと数年すれば脱落する農家が半分以上だ。

 若い人たちが跡を継いで米作りをやることはあまり期待出来ない。今後TPPなどで安い輸入米が入ってきた場合、これらの農家は米作りを続けるのだろうか。

 高齢で米作りが出来なくなった農家が他人に米を作ってもらう例は年々多くなっている。こうした方向にブレーキを掛ける政策を取らなければ、専業農家の耕作面積を増やし、生産性を上げることが無理なく出来る。