国力の差

 国力の差としては軍事力、人口、国内総生産などがある。だが、エネルギー源に何を使用しているかによって国力が決まる時代が来る。

 イギリスは石炭をアメリカは石油を大量に使うことで世界最強の国になり、その覇権を謳歌した。

 今、BRICSと呼ばれる新興国は猛烈なスピードで石油、石炭、天然ガスを消費しながら経済発展を遂げつつある。

 中国はアフリカを始めとして世界中から資源を買い漁り、東シナ海の油田や天然ガスの権益を奪おうとしている。

 化石燃料の枯渇を見通せば、次に世界制覇を果たす国、来世紀も生き残る国は原子力をエネルギーとして使いこなす国である。