何かおかしい

 先日近くの山里に行ったら風力発電のタワーが尾根伝いに並んでいる。そこから延々数十キロの送電ケーブルを山道脇に地下埋設している。

 景観保護のために電柱を建てないで地下埋設にしたというが、電柱配線と地下埋設では費用は桁違いだ。

 綺麗な稜線に目障りなタワーを乱立させておいて電柱はだめだというのはわからない。それほどまでして風力発電が必要なのか。多くの風力発電が予測どおりの風が吹かず赤字になっている。

 騒音被害も深刻だ。それだけの金があれば、無駄なエネルギー使用を抑制することに使った方がよほど地球環境を守るために役立つはず。何かおかしい。

 自然エネルギーはすべて賛美するマスコミや住民の受けばかりを狙った自治体、それに乗って金儲けに走った産業界などに責任があるのは明らかだ。