原発建設経験は中国が一番

 経験上、原子力発電では運転より建設をすることで技術力が飛躍的に伸びることが知られている。それは建設には先例のないことが次々に出てくる、新しい技術や製品が採用されている、

 環境条件がその都度異なることなどによるものだ。過去に建設ラッシュを経験したアメリカ、フランスにはその経験がほとんど失われている。

 反対に現在建設経験がもっとも積み重ねられているところは中国。これから建設計画が目白押しの中国ではその経験が活かされるだろうし、ますます建設に関するノウハウが蓄積していくことだろう。原発においても中国はもう途上国ではない。