原発の大型化

 今、原発で起こした電気は全体の3割にもならないが、民主党政権は温暖化対策などのためにこれからこれを5割にしようとしている。それでは日本国中が原発だらけになると心配になるが、そうではなさそうだ。

 2030年頃から本格化が見込まれる原子力発電所の建て替えに備え、官民一体で取り組んでいる次世代軽水炉開発プロジェクトの報告によれば180万キロワット級の原発を考えている。これで発電すれば家庭用エアコンを180万台動かすことが出来る大きさだ。

 現在の原発の2倍のパワーを持つので2基造るところが1基でよくなる。国土の狭い日本には都合の良い話だが、今の製造工場では130万キロワット級が限度だから工場自体を造り直す必要がある。