フランス大統領、韓国大統領、ロシア大統領は東南アジアや中東に対してさかんに原発をトップセールスしている。オバマ大統領も核不拡散条約に抵触しながらもインドと原子力協定を結んで原発輸出に道を拓いた。
国内の原発建設に忙しい中国までが先ごろパキスタンに原発を売ることを提案したが、アメリカなど各国は反発している。これから日本のメーカーはロシア、フランス、韓国以外に中国という強敵と競わなくてはならない。
原発が石油や武器のように各国の国際政治の戦略上の重要なものと意識されるようになった。政府のインフラ輸出支援は相当の努力をしなくては成果につながらない。