選挙の争点

 どういうわけか選挙ではエネルギー政策がなかなか争点にならない。新興国、途上国が発展を続けている今日の世界情勢を考えれば、日本が今までのようにエネルギーを確保できるとは思えない。

 すでにロシアは北海道周辺、中国は東シナ海でエネルギー開発をめぐって日本とつばぜり合いを始めている。今後はこれが大きな外交へとなる可能性が大だ。太平洋戦争も日本に対する石油の輸出禁止から始まったことを忘れてはならない。

 原発反対の立場の社民党はこの問題をどうしようとしているのか。民主党自民党なども原発に関しては安全を前提に着実な開発というだけで中味は不明なまま。脱化石燃料、温暖化対策の柱となる原発に関してこんな調子では国民生活や産業活動の基盤は将来確保出来るのか心配でならない。