新らたな世界史

 世界史を環境から捉えると従来の世界史とはちがったものが出来る。地域や国が栄えて人口を増やし、文明を築くためには水、食糧、エネルギーを持続的に確保しなくてはならない。

 これを阻害する要因として、旱魃、洪水、山火事、噴火、地震津波などがあった。また獣や他民族からの攻撃もあった。エネルギーについても薪の時代は森林を切り尽くすことによって文明が崩壊し、今また石油など鉱物資源の枯渇による限界が意識されている。

 この他にも病原菌、ウィルスの脅威がある。新しい世界史はこれらを乗り切ってきた人類の物語であり、その続きは廃棄物(環境破壊につながる排気ガス放射性物質)から生活圏を護っていく内容となる。