ようやく

 鳩山首相は日本企業がベトナム原発を売り込むためにベトナムグエン・タン・ズン首相に親書を送ることになった。電力会社なども共同出資して海外に原発を売り込むための会社を設立することになり、日本の原発輸出は急にあわただしい状況となっている。

 これには先ごろ、韓国が大統領のトップセールスアラブ首長国連邦原発輸出の契約を取ったこと、日本が長年狙ってきたベトナム原発をロシアにとられることがわかったから。ベトナムの第二期工事をなんとしてもとりたいためだ。

 いまだに社民党に遠慮して原発を腫れ物を触るように温暖化対策に表記しないなど及び腰を続けてきた鳩山首相だが、ようやく国益に目覚めたようだ。