自然の形

 窓から白カシの並木が見える。カシの木は常緑の照葉樹で冬の最中でも緑を保っている。朝の光がカシの葉の1枚1枚に反射してキラキラしている。

 ソーラーパネルをどのようにすれば一番発電効率が良いかという研究が行われているが、自然界は既にその結論をかたちにしている。どんな強風にも幹はしっかり、枝はしなるがすぐに元に戻る。

 日当たりの悪い葉を落とし、より強い日差しを求めて空間に伸びていく小枝。白カシをよく観察すれば、太陽光と水の最大活用の解が示されている。