インフラメンテナンス

 かつてアメリカのハイウエイで橋が落下して大問題になった。日本でも高速道路、新幹線など建設は勢いよくやったが、そのメンテナンスはこれからじわじわと負担が掛かってくる。国道のトンネルや橋も古くなっている。

 地震でもきたらたちまち大災害となるだろう。中国など新興国は先進国からの技術導入で広い国土に新幹線網を築いているが、はたしてメンテナンスは大丈夫なのだろうか。

 民間であれば、固定資産は使用開始とともに償却を始めるが、国の財産はそのような措置もない。せめて、建設費とあわせてメンテナンス費用も積み立てるような予算の仕組みにしないと、安全安心な生活など絵に描いた餅だ。

 今度の仕分け作業では削るだけでなく、必要な措置もどんどん提案されるのだろうか。