資源回収社会へ

 日本は太平洋戦争末期に松の根っこから航空機の燃料を取ろうとしたが、ほとんど役に立たなかった。今また汚水処理場で発生したメタンガスから燃料を取り出したり、下水汚泥から金を回収したりしたことがニュースになっている。

 廃棄されたテレビやパソコンの基盤からは金鉱山よりも効率よく金が回収出来る。自動車産業はリサイクル率が高く鉄、プラスチックなどを回収して再度部品に使用している。

 資源小国の日本は最新の回収技術を活用して資源循環社会システムを世界に先駆けて実現すべきだ。産業別にリサイクル率を発表し、これを高めるように目標を設定したり、優良な企業にメリットを与えたりすると良い。