柏崎刈羽の影響

 震災で停止している柏崎刈羽の1〜5号機を除けば11月の全国の原発稼働率は前年同期より8.5ポイントも高い75.3パーセントになった。これは冬季の需要増に対応して定期検査を終えた各地の原発が運転再開をした結果。

 しかも、今までずっと停止していた浜岡原発を廃止したために、統計からこの二基が外れたのもプラスに影響している。東京電力の福島と新潟の原発は合計17基で原発合計の稼働率はまだ61.7パーセントだ。

 温暖化防止の役割を果たすためにはせめて年間80パーセント台の稼働率を上げたいところだが、柏崎刈羽の全面復旧を待つしかない。