福島大臣の強弁

 ノストラダムスの大予言などを書きたてて、大もうけした作家がいるが、1999年になっても何事も起こらず忘れられた。衆議院予算委員会自民党斉藤氏の質問に福島消費者、少子化担当大臣は「自然エネルギーを大幅に増やせば原発を新増設しなくても、50年までに日本のCO2を70パーセント削減できる」と答えた。

 あと40年で何が起きるか誰もわからないが、それをいいことにして可能性のほとんどないことを言い立てるのはおかしい。彼女が自然エネルギーの可能性をどこまで知っているのかはなはだ疑問だ。社会党が日本の経済を破壊し、産業も国民生活も終戦時と同じレベルになれば、それは可能かもしれないが…。

 工学部出身の鳩山首相はさすがに、原発は必要だと答弁。福島党首は支持者から見放されないために強弁しているにすぎないのだろう。福島大臣はノストラダムスよりたちが悪い。