日本はどのように変質したか

 広重の江戸名所百景により江戸の街並みがどうであったかを知ることが出来るが、これを今の東京の街並みと比較すれば、日本人や日本の社会がどう変わったかを知ることが出来る。

 それは封建社会から近代社会への変化であり、封建社会が家の色や形について個人の勝手な考えでは決められなかったことを示している。

 幕府は徳川政権の安定を最も重視し、武士を始めとして町民にも勝手な真似は許さなかった。今の東京のでたらめな街は自由との引き換えと考える諦めるしかない。