誘導政策

 先進国が一人当たりの化石燃料消費を大胆に抑制するような誘導政策には二つある。一つ目は経済的なもの、二つ目は非経済的なものだ。経済的なものとしては現在も行われている省エネ製品などの税金を安くしたり、ポイントを与えたりする、逆に化石燃料には重い課税をするやり方がある。

 物のサイクルを長くするために買い替えをせずに長く使った方が経済的なメリットがあるような制度。この逆に安易な使用には重い税金を課す方法もある。

 誘導政策の二つ目は、非経済的なもので、これは法律で化石燃料の使用を禁止する措置や化石燃料を使うことが道徳的でないことを教育するやり方。

 排気量の大きいガソリン車に乗ることは格好悪く、ハイブリッドカーやEVに乗ることはスマートで格好良いという風潮を作ることだ。