風評被害

 風評被害といえば原発事故。トップニュースで伝えられた放射能漏れが、実際にはラドン温泉のお湯よりはるかに微弱なものであっても、後には風評被害に苦しむ地元観光業界が残される。

 元はといえば税金である給付金で、何か消費しなければならないと言われているが、税金は公共施設、教育、福祉などに使われる目的で集めているのだ。それを国民が勝手に使えというのは目的外使用。

 そんな浪費をして国家財政によいはずもない。一部の自治体では給付金を寄付してもらい、福祉に回そうというところもある。収入が以前とそう変わらない人は普段通りの消費をすればいいのだが、これだけマスコミが未曾有の不況だと騒ぐとつい必要以上に倹約に走るようになる。これは風評被害だ。