原子力発電所の稼働率

今年1月の全国の原発稼働率が67.2パーセントであることを原子力安全・保安院が発表した。BWRは柏崎刈羽原発の全号機停止もあって51.3パーセントと相変わらず低調だが、PWRはなんと91.7パーセントで、世界トップクラスの韓国、アメリカ、ドイツなどと堂々と肩を並べている。

東京電力でも福島は軒並み100パーセントになっている。柏崎刈羽原発の運転再開が出来た暁には、原発全体の稼働率も上がり、二酸化炭素排出量も一気に目標に近づく。そうなれば国内でも原子力ルネッサンスは確実なものになり、運転期間の延長、初期の原発を中心とした廃炉と新たな軽水炉の建設の時代に移行するものと期待される。