東国原知事と原発

 1992年、九州電力は宮崎県串間町に原発立地することを断念。それから20年近くたった。既に玄海発電所の敷地は手狭となり、川内発電所はあと1基増設する敷地しか残されてない。最近、九州電力の新原発建設計画を聞いて、東国原知事は次のように語った。

 「宮崎が候補地だとの具体的打診はなかったが、原発については安全性の確保が大前提だが、本県は電気の6割を他から受けている。その現実を踏まえ、最初からはねのけるのではなく、何がメリットで何がデメリットなのか住民、県民が議論しなければならない」
 
 高知県東洋町の高レベル放射性廃棄物処分場問題の時の橋本知事発言と比べると宮崎県知事は、はるかかに成熟した政治家であることがわかる。