個々人の出来ること

 先進国を中心とした政治駆け引きが続き、宗教上の対立は収まるどころかますます深まっている。世界不況とはいえ、65億人が自然を破壊し、資源を食いつくしながらさらに人口を増やしながら破滅に向かって驀進している。環境問題は厳しくなる一方でいっこうに改善の様相を呈しない。

 このような状況は人類がその最後を迎えるまで続くのだろうか。不動産バブルがはじけたようにこれはいつか破綻する。人間は他の動物とちがってこのような状況を客観的に把握することが出来る。また、ある程度のコントロールが可能でこの状況を改善することも可能だ。

 民主的社会であれば、人々の意志を政治通じて実現することが出来る。個々人が出来ることは紛争が終結するように祈願したり家でスイッチを切って省エネすることだけでなく、この問題を政党や候補者の政策とさせるような発言や行動をすることであり、この方がスイッチをこまめに切るよりはるかに効果的だ。