日本の技術力と温暖化防止

 日本企業の省エネ技術が世界トップクラスであり、この技術によって途上国の環境改善に貢献している。日本の火力発電所の効率は中国の2倍。ということは同じ電力を発電するのに、半分の二酸化炭素排出で済んでいる。

 この他いろいろ問題はあるにしろ、大型電源で二酸化炭素をほとんど排出しない原発の製造、建設についても今や日本は三菱、日立、東芝の3社があり、世界中から頼りにされようとしている。これに対抗できるのは、フランスのアレバとロシアだけ。太陽電池についても日本はシャープ、京セラ、サンヨーとトップクラスの技術力を持っている。

 日本としては、さらに省エネ技術や、化石燃料代替技術を磨いて、日本の環境負荷を引き下げ、各国の目標となるような国づくりをするとともに、これらの技術を将来の輸出の柱となるように育て上げて行くことが重要だ。