運輸は鉄道で

 日本のエネルギー消費の4分の1は運輸部門。これにともなってその分、二酸化炭素も排出される。鉄道はエネルギーの消費が一番少なく、同じ荷物を運ぶ場合、鉄道を1とすると船は3.5、自動車はなんと14。長距離貨物は鉄道で運び、旅行は駅からレンタカーがお奨めだ。

 オーストリアのウィーンでは市電が環状道路に沿って走っていて、どこに行くのも停留所から歩けるようになっているので、市内で暮している限りでは車はほとんど使わないで済む。

 それでも日本ではドアツードアの便利さには抗し難いものがあるし、地方では住宅でもスーパーでも車があることを前提としている。鉄道の利用とともにガソリン車より原理的にはるかにエネルギー効率の良い電気自動車の普及が待ち遠しい。