農業の壊滅

 農協などはTPP参加問題で日本の農業が壊滅すると反対するが、野菜や花は現在でも関税がそれぞれ3パーセント、0パーセントだ。それでも野菜や花は中国を始め海外に輸出が行われている。

 リンゴ、サクランボ、桃、ブドウ、イチゴなど東南アジアの富裕層には日本の果物は大人気だ。逆にサクランボやイチゴについてはあまりに高級化してデパートなどで売っているイチゴは庶民の手の届かない値段になっている。

 昔は輸入していたアスパラもキウイもマンゴーも輸入品に対抗して立派に栽培出来ている。高い関税で護られている米などが、自由化すれば壊滅すると言っているが、野菜や果物、花が大丈夫なのはどのように説明するのか。

 円高の今、農業法人アメリカ進出をさせる、国内ではブランド米に集中するなどグローバルな戦略を考えることが必要だ。