ダムとソーラー

 国はソーラー発電世界一奪還を目指しているが、一般家庭のソーラー補助金増額程度ではなかなか発電量が増えない。電力会社は国の自然エネルギー開発計画に協力し、火力発電所の敷地などに大規模なメガソーラー発電所を建設している。

 ほとんどが沿岸部の工業地帯だが、他に十分使い道がある場所だ。いっそのこと水力発電用のダムにソーラーパネルの筏を浮かべて発電すれば、新たな敷地の手当ては不要だ。海や湖と違い波の心配もない。

 消費地からは遠くなるが、水力発電所のための送電線も管理体制も既にある。